パーソナルリアティ<自分だけの現実>

『とある魔術の禁書目録』及び『とある科学の超電磁砲』に登場する用語。

能力者(いわゆる超能力者)が自分の能力を発動させるためにもつ感覚で、例えば能力者が「自分は炎を出すことができる」「雷を操ることができる」等、現実ではありえないことを強く思い込むことによってこの<自分だけの現実(パーソナルリアティ)>が形成される。その結果、それらの思い込み・妄想が実際に具現化するのがこの作中における超能力となる。

さて、この<自分だけの現実(パーソナルリアティ)>は日常生活の中でどんな風に現れてくるか。

例えば、今まで誰も考えたことのないような新しい概念を学者が論文にまとめたとする。最初はほかの学者や世間の人々も受け入れず、単なる妄言でしかないかもしれない。しかし、実験を重ね、何度も同じ結果が出てくると周りも認めていき、やがては新たな法則として体系付けられていく・・・このように自分だけの当たり前が、人類にとっての当たり前になった例はガリレオやケプラー、アインシュタインなどなど沢山ある。

学問的なことに限らずとも、家族や友人たちに「そんなのできっこない」と異口同音に反対され続けてもコツコツと自分の夢向かって努力し続け、やがて夢をかなえる・・・これも一種の<自分だけの現実(パーソナルリアティ)>ではないだろうか。

すべての人間が認める現実となるとハードルが高いが、ほんの何人か、究極的には自分一人だけでも認めることで、現実に影響しうるようなエネルギーが生まれるのではないかと思う。

子供がよく行うおままごとをはじめとするいわゆるごっこ遊びでも、真剣に取り組んでいる当人たちの中では、公園が居間になったり、泥団子がハンバーグになったり、葉っぱがお金になったりしている

こんな風にただの思い込み・妄想で終わらせてしまうのではなく、自分の世界から変えてみることがこの世の摂理をひっくり返す一歩目になる・・・のかもしれない。

<構え><型><錯覚><夢と現実>


(諷虹 記)